「DMは何のために出すのか?」「もらって嬉しいDMとは?」
僕もアパレルやり始めは上記のような悩みを抱えていました。
DMは何のために出すのか?
- DMは集客のため、売上をあげるため
- DMはメッセージ、気持ちを伝えるため
もらって嬉しいDMとは?
自分からその顧客だけにメッセージを手書きで書いた、自分だけに特別に送ってもらえたと思ってもらえるDMです!
今回元アパレルで10年以上のキャリアがあり、多くのお客様と接してきた僕が、売れる販売員には必須のDMについて、もらって嬉しいDMにするための方法を伝えます!
もらって嬉しいDM
DMは顧客に対して、気持ちを伝えるもの。
例えばしばらくご来店がなくても、たとえ年月がたったとしても、「決してあなたの事を忘れませんよ!」そして「いつもあなたのことを気にしてますよ!」って言う心のメッセージを伝える意味がDMにはあります!
文面には書きませんが、このような意味のDMを時々出す事がもらって嬉しいDMにするには重要になります。
集客だけの目的でDMを書いている人は、この重要な意味を分からないので、いつまでたっても自分から買いたいと思ってもらえる顧客さんはできません!なぜなら集客目的は誰でも書けるし、どこのブランドやお店もやっている事だから。それはもらって嬉しいDMにはなりません。
DMは長く自分のお客さんでいてもらう為に絶対に必要なツールで、自分のファンにもなってもらい、長く顧客さんでいてほしいなら、上記の気持ちを込めて、もらって嬉しいDMを書きましょう!
DMは自筆で書く事
お店からスタッフ一人ひとり個人で出すDMは住所から文面まで、必ず自筆で書く事が大事です!!
ちなみに文は長くなくても伝わります。なのでよく言われているDMは長文の方がいいといった文化はほどほどに取り入れるとして、意味のない長文は読む人の時間を奪うのでなるべくやめましょう。
気持ちが伝わる文であれば多少短くても思いは伝わりますし、長々と気持ちを伝えられても、嫌悪感を抱かれる可能性があります。さわやかに、気遣う言葉は簡単に短めで伝えましょう!
DMの反応はいつか必ずあるので諦めない
例え出しても全く反応もなく、ご来店がなくても、それでも顧客には書き続けることで、その思いは必ず伝わり、いつかは必ず反応があります!
これについては経験上間違いないです。出しつづけて、一人も反応がなかった事はありません!
顧客さんが来店のときに、「DMをたくさん送ってくれてありがとう」と伝えてくれる方もいるので、とても嬉しいですし、続けてよかったと思う瞬間ですよね。
ここでDMの内容についての話は顧客さんと膨らませない方がいいです。なぜなら何の目的で来てくれたのかは分からないので、間違うと逆効果になる可能性があるからです。顧客さんから、DMについての明確な話をされた時だけ、DMについて触れるべきで、決して恩着せがましくならないように注意です。
顧客には定期的にDMを書き続けましょう。
書けばいいって事でもありませんが、まずはこの書き続ける、出し続ける事が最も大事で、一番ダメなパターンは、よく来店する時はDMを出して、来なくなったら全く出さないのが一番最悪です。
忘れたころにDMを送るのが効果的
顧客が来店しない理由は様々で、行きたいのに忙しくて行けない人もいれば、必要ないので来ない人もいるし、他のお店に行っているので行く気がない人もいますよね。
しばらく来店がないけど、あの顧客さんはどうしてるかな?と来店しない理由を追求するのではなく、顧客さん自身のことを気にして、DMを書きましょう!
DMを過度に出し続けるのもNGです。そこらへんの見極めは大事ですが、忘れたころに、相手の事を気遣うDMが出せると、もらった方はとても喜んでくれますよ!
この見極めや、出すタイミングは顧客さん一人ひとり、その人のことを気にして、DMを出し続けていると、感覚はそのうち必ず身につきます!
出し続けるといってもしつこく出せって意味ではないので注意して下さい。ただ単に出す、来て下さいのDMで心は動きません。
後もう一つ注意点ですがDMを出し続けていいのは、同性に限ります。例えば男性から女性へのDMは出し続ける事はNGと思って間違いないです。
異性にDMで反応がないのは全然OKなので、名簿を獲得しても、お礼としてサンクスを一度出すか、イベント時のみの義務的なDMにとどめて、あくまで店員として、変な誤解を招かないように注意しておきましょう。
自分にしか伝えられないメッセージ
自分ならこのメッセージが嬉しいとか、自分ならこう言われたいなど、自分で嬉しいと思う、自分でこそ伝えらえるメッセージを伝えましょう!
この自分でこそ伝えられるメッセージが大事で、例えば先輩や上司のアドバイスを聞いたり、本で調べた内容だと本や、先輩や上司の言葉になってしまうので、あんまり真実味がなく伝わりにくいんですよ!
参考にするのはいいのですが、自分の顧客には、自分で考えた自分のメッセージを伝えましょう!!
もらって嬉しくないDMとは?
もらって嬉しくないDMは「この人、DMを仕事として出さないといけないんだろうな」って義務だと思わせてしまうDM。
例えばお知らせDM的なものですね。これの例はプリントアウトしただけのDMが一番分かりやすいです。
多くの人が顧客名簿を嫌がるのも、このお知らせDMが原因の事が多いです。
例えば「春の新作です」「この日がお得です」「この日から特別のイベントが始まります」とか、希望してもいないのに永遠そういったDMが自分に届くといった経験でイヤだったと感じる方も多いって事ですね。
ただブランドして、お店として、この集客目的で出す、イベントやお知らせDMは必ず必要です。
新作のお知らせも重要な集客ですし、お得な日の情報もいつもよりも購入意欲の高いお客さんを呼べるチャンスです。特別なイベントのお知らせも、顧客として特別感を味わってもらう絶好のチャンスなので。
このようにとても大事な集客へのDMですが、希望してもいないのにもらうDMは、ありがた迷惑にもなりうるって事ですね。DMをもらう方が嫌がる理由もあるって事は必ず頭に入れておきましょう。
お知らせDMに一言でもメッセージを書く
顧客さんに、お知らせDMプリントアウトしただけのDMとか、写真だけとかのDMを、もらって嬉しいDMにするには自筆のメッセージを一言でもいいので、入れる事です!!
「そんな事かよ?」ってつっこまれそうですが、これをやってない人めちゃくちゃ多いです!!
プリントアウトしただけのDMよりも、一言あるだけでも、もらう方は嬉しいと思ってもらえて、その一言でお店に来てくれる可能性は全然あがります。実際に僕はこの一言書くを実践して、何人も来てもらえましたので、実践済みです。
やり方は簡単で自筆で、「ご来店お待ちしてます!」とか、「よかったら来てください!」とかのありがちな一言を書くだけです。
僕が当時アパレルで働いていたブランドはかなり人気のあるブランドでしたが、少なくとも僕が下っ端のころに、自筆のメッセージを入れる事をやっていた先輩は一人もいませんでした。
ようは大変だからです。DMが凄い量なんですよ。凄い量なのに、いちいちメッセージを書いてると、DMを出すまでに終わらないぐらいに大変な作業なんでみんなやりたがらないって理由です。まあプリントアウトしただけのDMでもそれを見て来てくれる人は実際いるので、「意味ないだろ」ってその時の先輩に言われた事もあります。
一言なら誰でも書けますし、自筆で書くことで、パーソナルなDMになり、プリントアウトしただけのDMよりも、100倍価値がありますよ!
僕は長くアパレルで働き、売上をたくさんとれた理由は間違いなく顧客さんのおかげです。その顧客に対するDMで一番喜んでもらえたのが、ここまで解説してきた方法なんですよ。なので同じように実践してもらえば、もらって嬉しいDMにできると思っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。それではまた次回に!
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